Rubyを通じて島根県を肌で感じてきました!(2日目)

   2014/12/23

 12月20日〜12月21日の2日間島根へ行き、松江Ruby会議やIT企業を周って島根で働くことについて現地で学ばせていただきました。

Rubyを通じて島根県を肌で感じてきました!(1日目)の続きです。

Rターン to SHIMANE 2日目

 2日目は県内を視察します。

ソフトビジネスパークへ

 島根県では松江市中心部(松江駅から車で15分ぐらい)のところに研究開発や新産業創出を支援する企業団地:「ソフトビジネスパーク」があります。ソフトビジネスパークの中には下記の大手企業がありました。

・株式会社IIJ(インターネットイニシアティブ)のデータセンター
・セコム山陰株式会社のデータセンター
・株式会社ワコムアイティ

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しまねスタイル – ソフトビジネスパーク島根の紹介より引用しました。

 IIJのデータセンターはサーバをコンテナに詰め込んで、コンテナ毎入れ替えができる仕組みを採用しているそうです(詳しくはクラウドウォッチより)。

 ソフトビジネスパークに拠点を構える理由は地震が少ないことと電源供給が安定しているからだそうです。データセンターには欠かせない立地条件ですよね。

テクノアークしまねを視察

 ソフトビジネスパークの中心に「テクノアークしまね」という、しまね産業振興財団の研究開発やビジネスを始めるための施設があります。キャパシティに応じた会議室やオフィススペース、講習スペースなどがあります。

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 講習については非常に充実していて、ニーズがあり参加者が集まるコースについては積極的に開講されるそうです。(コース一覧は平成26年度しまねIT産業人材育成事業

 RubyやRailsだけではなく、Linuxやネットワーク、データベース、マネジメントなど様々なコースが開講されています。しかも、県内だと半額で受講できるので東京で勉強するよりも非常に安いです。

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 オフィススペースだけでなく、シェアオフィスもあります。シェアオフィスは別館ですが、利用料は月3000円だそうです。あまりの安さに今すぐ契約したくなりました。東京のシェアオフィスの10分の1ぐらいじゃないですよね。(詳細:テクノアークしまね|インキュベーション施設 | しまね産業振興財団

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 まだまだメリットがあります。それはシャワー室。リフレッシュするために外を走って汗をかいて、シャワー室で汗を流してスッキリしたら仕事に集中することができます。

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 事業を始めてソフトウェアを開発したら知財の問題が発生すると思いますが、知財についてはテクノアークしまねの建物にある「しまね知的財産総合支援センター」で相談することができます。

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 ランチはワンコイン、コーヒーは200円で飲み放題+持ち帰り可だそうです。レストランの窓は松江市が一望できます。

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 今の仕事が落ち着いたら直ぐに相談しに行こうと思います。

古民家オフィス

 テクノアークしまねを視察した後は古民家を支店にされているガリレオスコープさんのオフィスにお邪魔しました。今は400坪の敷地にお一人で仕事をされているそうです。ずっと一人というわけではなく、高専生たちをインターンに招いてプログラミングを教えながら、お仕事をしてもらったりもしているそうです。

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 夏は縁側でプログラミングされることもあるそうです。気持ちよさそうでいいですね。

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 本社とはビデオで遠隔会議をされているそうです。

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堀川遊覧船

 オフィスを見たら、今度は松江の町並みを知るために松江城のお堀を周る堀川遊覧船に乗りました。

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 住宅やお店は鉄筋の建物が増えてきてますが、木造の古民家のような建物もまだまだたくさんありました。

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 松江城の周辺には島根県庁や県立図書館、県民会館など公共施設が集まってました。

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お昼は出雲そば

 出雲そばを食べずには帰れないですよね。鴨南蛮そばと割子そばをいただきました。鴨肉美味しかったです。割子そばは松江藩の7代藩主であり、茶道の大家で不味公(ふまいこう)の雅号を持つ松平治郷がお道楽で作られたそうです(八雲庵 | 出雲そばのお品書き)。

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 割子そばが重箱になっているのは外で食べるためにお弁当の重箱を参考にしたそうです。また、丸くなっているのは、四角いと隅が洗いにくくて汚れが残り、円形だと隅がなくて汚れが落としやすいからだそうです。

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 あご野焼きもいただきました。あご(飛魚)をすり身にして、地酒などを混ぜて焼き上げています。わさびを付けて食べるとすごく美味しいです。日本酒が欲しくなりますね。

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山陰合同銀行の展望台

 お昼を食べたあとは物産館でお土産(出雲そばとか日本酒とかシジミとか)を買って、山陰合同銀行に向かいました。島根県で一番高いビルだそうです。

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 松江市の全部が見れます。

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 宍道湖も見えます。光が差して良い景色でした。宍道湖で取れるシジミはとても美味しく、昔は数時間作業するだけでサラリーマンの月収が稼げるぐらい儲かったらしいです。

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最後に

 島根のオフィスを視察して、松江市周辺の観光をして、島根を肌で感じてきました。島根で一番良かったと思ったのは島根県が積極的にIT産業に力を入れているということです。県が支えてくれると挑戦もしやすいですし、皆に理解してくれる仕事をしていると思うとやりがいを感じると思います。それから、オフィスが安い!これはすごく魅力的でした。

 島根県の皆さま、2日間本当にありがとうございました。ご縁がありましたら、是非とも島根でお仕事してIT産業の発展に貢献させてください。

 お読みいただきありがとうございました。分かりにくいところがありましたらFacebookコメントやはてブコメントをいただけたら分かる範囲でお答えします。

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