個人事業主として確定申告を作成して思ったこと

 

確定申告の書類作成

そもそも何が必要か

 税理士に相談するお金はないので独学でやりました。情報が正しくないところもあると思います。気づいたらその都度直します。

 個人事業主の場合、開業届と同時に青色申告申請時に提出する書類に丸をつけるので、それらの中で実際に会計で生じた書類を作成しました。2014年の青色申告は下記の書類を作成しました。

必須
・青色申告決算書
・確定申告書B

必要に応じて
・現金出納帳、預金出納帳
・売掛金(、買掛金:今回私の事業では買掛金はありませんでした)
・固定資産台帳
・仕訳帳
・総勘定元帳

手軽に書類が作成できる「freee」

 ツールを使わずに作成するのはかなり辛いので今回は「freee」を使うことにしました。「弥生」とか「ソリマチ」とかありますが、会計処理は大して多くないのにわざわざソフトウェアをインストールするのは面倒だと思ったのでWEBでできる「freee」にしました。





 個人事業主は月額980円ですが、無料プランから開始できるので、まずは無料で相性が合うか試してみてはどうでしょうか。

仕分け方法

 実際に確定申告書類を作り始めることになったら、確定申告の知識が必要になります。知識はググったり、本を読んだり、知恵袋等で相談すれば大体集まります。

最新 自分でパパッと書ける青色申告 2015年版 フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

 問題は人によって意見が違う場合があること。ただ、意見が食い違うのは「その経費が事業に関係があるかどうか」という場合がほとんどなので、常に事業に必要かどうかを考えて会計処理を登録していくべきでしょう。必要かどうかとは、その経費によって事業の売上が上がるとか、仕事を受注できるようになるとかを具体的に説明できるかどうかということです。

 書類作成はこんなかんじで、次は税務署にどう提出するかについてです。

e-Taxは分かりにくい

電子署名付き住基カード作成

 e-Taxのメリットとして税務署側の確定申告の処理が早く、紙提出よりも早く還付金を受け取れるメリットがあるが、e-Taxの手続きは意外と面倒だったりする。まず、住基カードに電子署名の登録をしないといけない。私の場合は、住基カード作成のときに電子署名登録をしなかったので、また電子署名の登録をしにいくことになり、手間が掛かった。

e-Taxが使える環境

 e-Taxが使える環境には制約がある。MacbookProをYosemiteにしてしまったので、Mac上ではe-Taxを利用することができなかった。代替案として、VMwareにWindowsを入れているのでそちらで作業することができた。

電子署名のパスワードが分からない

 電子署名作成時にパスワードをメモしてあったパスワードをその通りに入力つもりだったが、なぜかパスワードエラーが発生し、思い当たるパスワードをいくつか試してたらロックがかかった。ロック解除には市区町村の窓口で解除してもらわないといけない。そんなことに時間は使いたくない。

結論:e-Taxは利用しないことにした

 freeeで必要書類は簡単に作成できる。その後、「印刷して郵送する」のと「e-Taxという税金で作られた使いにくいシステムに時間を浪費する」のとどちらが良いかといえば、私の場合は前者の方が良いと思った。電子署名代とカードリーダー代が無駄になったが、カードリーダーはPasmoの履歴を記録できると思えばそれほど損はしてない。還付金を急いで貰いたい人にとっては後者の方が良いと思います。

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